こんにちは
臨床心理士・ヨガインストラクターの平塚梓です

自分の境界線はどこでしょう。

物理的には皮膚で覆われた身体全部でしょうか。
「パーソナルスペース」ということばもありますね。
これは個人の周りの空間のことで、その空間に
他の人が入ってくるとなんだか気持ち悪いな、
不快だな、と感じるラインが境界線になります。

ただしこの「パーソナルスペース」は人によってかなり
違いますし、また相手や状況によっても変わって
くるものです。

例えば、電車が満員のときに、自分のすぐ隣に
(腕と腕が触れ合うぐらいの距離に)
他の乗客が座ったとしても違和感は少ないです。
一方で、ひとつの車両に数人しか乗っていない
ガラガラの電車の中、たくさん座席が空いている
のに知らない乗客が隣に座ってきたら、違和感を
覚えるのではないでしょうか。
いや、違和感どころではないですね。
たとえ身体が触れていなくても、触れられている
かのような不快さがあるのではないでしょうか。

このように「パーソナルスペース」というのは
時と場合によって広がったり、狭まったりする
ものなのです。

心の境界線

では、心の境界線はどうでしょう。
例えば小さい子どもは心の境界線がとても曖昧で
大好きなお母さんが嬉しそうだと自分も嬉しいし
お友達が先生に叱られていたら、自分が叱られた
かのように悲しくなってしまったりします。

また相手によっても心の境界線はかなり変わって
きます。
「どうしてわかってくれないの?」
「あなたのためを思って言っているのに!」
こんな感情、見ず知らずの人には抱きません。
多くの場合はパートナーや親子間、あるいは
職場なんかでもありうるでしょうか。

「どうしてわかってくれないの?」
「あなたのためを思って言っているのに!」
これはどちらも、心の境界線がかなり曖昧な状態
といえます。
だって他人なのだから、わからなくて当たり前
なのに。
あなたのためを思ってと言うけれど、相手が何を
望んでいるかなんてわからないのに。

心の境界線が曖昧になると

・自分の気持ちを相手は理解して当然だ
(↑理解してくれないのは相手が悪い)
・相手の気持ちを自分は理解できている
(↑勘違いやお節介かも、とは思わないで)

という思考になりやすく、自分、もしくは相手の
どちらかが常に気を遣ったり、振り回されたり
して人間関係がこじれていってしまうことがある
のです。

・いつも相手に合わせてばかりで疲れてしまう
・嫌われるのが怖くて頼まれたら断れない
・頼まれていないことまでやってしまう
・相手のやることに細かく口を出してしまう
・気持ちを分かってもらえずイライラ・・・

当てはまるものがある方は、もしかすると
心の境界線が曖昧になっているのかも。

「人は人、自分は自分」

相手との間に境界線を引くというのは、決して
相手を突き放したり、切り捨てたりすることでは
ありません。
心の境界線をきちんと引くことができてこそ、
自分のことを大事にしたり、相手を尊重すること
ができるのです。

まずは自分がどうしたいのか、どう感じているか
など、心の声に耳を傾けてあげましょう。
自分の心の「軸」を明確にしておけば、多少
境界線が曖昧になったとしても、その「軸」に
戻ってくることができます。
ヨガで身体の「軸」を意識するのも、境界線を
明確にするのにきっと役立ちますよ!

心も身体も「軸」を意識し、整えていくことで
自分の境界線を明確にすることができます。

人間関係で困ることが多い方は、「心の境界線」
をぜひ意識してみてください。
自分の「軸」がうまく見つからない方は、ヨガや
カウンセリングでお手伝いさせていただきます!

最後までお読みいただきありがとうございました

 

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