マタニティヨガ

妊娠時期に合わせたポーズをゆっくりと行います。妊娠中の運動不足の解消のほか、産前産後に必要な筋力を整える理想的なヨガメソッドです。

マタニティヨガとは

妊娠中に起こりやすい不快な症状を軽減・予防することができます。また不安定になりやすい気持ちは呼吸を整えることで落ち着き、出産に備えた身体づくりに役立ちます。

マタニティヨガの効果

1、不快症状の緩和

腰痛・肩凝り・浮腫み・足のつりの予防改善、悪阻のような不調も緩和されます。

2、運動不足解消

大きな負担を掛けず、心拍数も上げずに無理なく全身運動が行えます。

3、血流改善

健康は一に血行です。呼吸を整えて動くと循環力が高まりリラックス効果も得られます。

4、骨盤底筋の強化

骨盤底筋は子宮などを下から支える役割があります。産前から鍛えることでお産をスムーズに、また産後の身体づくりにも役立ちます。

安定期からのマタニティヨガ

妊娠~出産までのヨガ

□妊娠初期

半数以上の方が経験するといわれる、つわり。食べ物の匂いや、味に敏感になったり、むかつきなどが起こる時期です。安定期に入るまでのヨガは、全身に十分な酸素が行き渡るようにゆっくり深呼吸を繰り返します。そして全身を程よく伸ばすこと、胸を広げることは不快症状の解消に効果的です。(マタニティヨガクラスでは医師にご相談のうえ安定期からご参加いただけます)

□妊娠中期

安定期に入ると辛かったつわりも終わり、お腹も少しずつ大きくなってきます。その負担は体のあちこちに表れ、足の浮腫み・腰痛・肩こりなどに悩む方が多く見られます。ヨガでは、部分的にほぐしつつ、全体的な倦怠感は体を大きく伸ばすポーズで解消します。妊娠中に行うヨガは産後の体力づくりにも役立ちます。また、食欲が増し始めるケースが多いので、身体の変化を観察するにはヨガはおすすめです。

□妊娠後期

大きくなってきた子宮や赤ちゃんの重さにより、胃や腸・骨盤などが圧迫されます。腰痛の元となる腰の強い緊張感は、背骨を動かすポーズを行うと柔らかさを取り戻し、腰痛解消に効果的です。後期は日常生活の動きも大変になってきます。できるだけストレスを抱えず、お産をスムーズに迎えるために、体の硬さはほぐしたいですね。また産後は身体のトラブルも起こりやすいので、元気に育児が出来る備えも必要です。そして何より、今しか感じられない時間を、お腹の赤ちゃんと向き合いながら有意義に過ごしていただければと思います。
マタニティヨガ

□出産

陣痛の間隔が短くなるにつれて痛みが増し、気持ちに余裕ができなくなりますが、陣痛と陣痛の合間は、いかにリラックスできるかが重要になります。ここで、落ち着いてゆっくり息を吸い、ゆっくり息を吐く。練習してきた呼吸法が役立ちます。そしてお産の時、いきむタイミングで骨盤をスムーズに動かすことは、ママにとっても赤ちゃんにとっても大切なことです。出産に必要な呼吸法は、常に落ち着きを与えてくれます。