はじめに

私たちが日常で歩いたり立ったりするとき、ただ
足を動かしているだけ…と思っていませんか?

実は「床反力(地面反力)」という力を、身体が
無意識に使っています。
この力を知ると、日々の動きがぐっと楽に感じら
れるようになります。

📌 床反力(地面反力)とは?

床反力は、足裏が床に伝えた力に対して、床が同
じ大きさで押し返してくる力のことです。

これはニュートンの作用・反作用の法則に基づい
て起きる力のやり取りです。

たとえば、立っているだけでもあなたの体重を受
け止める力として働いています。
歩くときには、その返ってきた力が 前へ進む力や
姿勢安定の力 として作用します。

歩行での床反力の役割

歩くとき、足裏が地面に着いた瞬間、次のような
力の流れが起きています。

  1. 足裏が地面に接地
  2. あなたの体が地面に力を伝える
  3. 地面から同等の力が返ってくる(床反力)
  4. 返ってきた力が推進や安定につながる

この床反力は単なる支えの力ではなく、歩く動き
そのものを助けてくれる力です。
うまくこの力を受け取れないと、体が沈みやすく、
進む力が弱く、無駄な筋力で支えようとして疲れ
やすい状態になってしまいます。

体が沈む

👀 身体の中でのイメージ

ここで大切なのは、床に足が着いた瞬間から返っ
てくる力を身体で「感じる」 こと。
この感覚がつかめると、身体の使い方が変わって
きます。

  • 立っているだけでも、
    床が自分を支えてくれている。
  • 歩くとき、押した分の力が返ってきて
    前に進む。
  • 上半身が無理に頑張らなくても姿勢が
    整うようになる。
床反力

このように、床反力を“感じる”ことが、身体の
使い方の第一歩となります!

反力と反動の違い

反力(はんりょく)

「押したら押し返される」その瞬間に起きている
です。壁を手で押すと、壁も同じ強さで押し返
してくれますね。これがまさに 反力そのもので、

  • 接触している瞬間
  • いつもペアで
  • 大きさは同じ・向きは反対
    という性質を持っています。

ヨガで言えば、マットを踏むと同時に返ってくる
感覚が反力です。

物理的にはこれが、足の接地時に”床と身体の間”
で起きている力です(作用・反作用の例)

マットを押す反力

反動(はんどう)

一方で反動は、力を加えた後に起こる動きとして
の戻りや跳ね返りです。
例えば、バネを縮めてすと「びよん」と跳ね返
りますね。
この跳ねる・揺れる・戻るような力が反動です。

反動は

  • 動作の“結果”として
  • 時間差がある

という特徴があり、
ヨガで勢いよく前屈してしまい、戻るときに身体
がついてきてしまうのは反動が強く出た状態とも
言えます。

🔎 一言で

反力:今この瞬間に起きる「押して返ってくる力」
反動:動作の結果として後から出る「戻る・跳ね返る動き

前半のまとめ

  • 床反力は、足裏から伝えた力に対して床が返
    してくる力です。
  • 日常の立つ・歩く動作において常に働いてい
    ます。
  • 返ってくる力を受け取る感覚を持つと、身体
    の安定性や動きの楽さが向上します。
  • 「反力」と「反動」の違いを理解すると、
    動きのコントロールにつながります。
床反力をうまく使う

👉 次回後半では、床反力を日常生活・ヨガで使うコツ」を紹介します!

最後までお読みいただき
ありがとうございました!

ハナエヨガスタジオ