「子育て」について、どんなイメージをもって
いますか?
・辛い
・大変
・自分の時間がなくなる
といったネガティブなイメージでしょうか。
それとも
・楽しい
・おもしろい
・子どもがかわいい
といったポジティブなイメージでしょうか。
私はもともと子どもが好きで、学生の頃には
小児病棟や養護施設でボランティアをする程
でした。
そんな私でも、いざ自分の子どもを持つかどうか
というタイミングでは迷いや不安がありました。
可愛いだけじゃないでしょ、大変でしょ…と。
結婚して間もない頃、そんな気持ちを自分の母と
義母にポロっと話したことがあったのですが、
2人とも似たような反応だったのでよく覚えて
います・・・
「子育て楽しかったけどな!
面白いから1回体験しといたほうがいい」
「絶対って訳じゃないけど、オススメ。
だって子育て面白かったもん!」
たぶん、とうに子育てが落ち着いて大変なこと、
辛いことを忘れてしまっただけなのでは?と
思うのですが(笑)、それでも2人の母が、
子育て楽しかった!面白かった!と言ってくれた
ことは、私に勇気を与えてくれました。
また職場の上司(既婚、3児の母)は、
初めての産休に入る前に、出産について
「思ってるほど怖いものじゃないよ、
何とかなるよ。
怖い話して怖がらせてくる人は
『この人は意地悪な人だな』と思っといたら
いいのよ(笑)」
と話してくれました。
普段とても優しい先生が
「意地悪な人だと思ったらいい」なんて仰った
のがおかしくて、でもとても気持ちが楽になった
のを覚えています。
ネット上では、働きながら子どもを育てることが
いかに大変か、専業主婦だって子どもとずっと
家にいるのは大変だ、などなど、子育ての辛さ、
大変さを伝える声が取り上げられることが多い
ように感じます。
実際子どもを育てるにはお金もかかるし、時間の
やりくりも大変だし、ちょっと目を離すと死んで
しまうかもしれない生き物と生活するのは責任
重大過ぎて、もうイヤー!となる瞬間があるかも
しれません。
でも、そういったネガティブなイメージばかりが
取り上げられるのもどうなんだ、と思ったりして
おりまして。
例えば私の場合・・・
子どもが初めてニコッと笑ってくれた時の
可愛さには完全に胸を射抜かれて、キャー♡♡♡
と目がハートになったし、
集団健診に行けば「絶対うちの子が一番可愛い」
と親バカ全開フィルターがかかったし、
ことばを覚え始めたら
「うちの子は天才かもしれない」と感動したし、
保育園や幼稚園に迎えに行くときは
「早く会いたいなー」と付き合い始めのデートの
ようにルンルンしたものです。
こんなポジティブな親バカ体験談がもっとみんな
の目に触れやすいところにあったら、子育てに
対するイメージも変わるのでは…
そんなことを最近思っています。
ただ誤解しないでほしいのは、
「ポジティブは良い、ネガティブは悪い」
と言いたいわけではないのです。
子育てに限らず、どんな物事にもポジティブな面
とネガティブな面があるものです。
ポジティブな面だけを見ていては、ネガティブな
出来事に対応できないし、
ネガティブな面だけを見ていては、その物事の
素敵なところ、楽しいところに気づかないまま
通り過ぎてしまうかもしれません。
物事の素敵なところ、楽しいところに気づくこと
ができていれば、予期せず起こったネガティブな
出来事も、「まあこんなこともあるさ」と、少し
余裕を持って対処できるのではないでしょうか。
ポジティブを拾う余裕を持ちつつ、
ネガティブには用心しておく。
そんな感じで子育ても、その他の色々なことにも
向き合っていけたらいいですよね。
最後までお読みいただきありがとうございました
ベビママクラス担当
臨床心理士・ヨガインストラクター|平塚 梓