先日、親不知を含め、3本歯を抜きました。
もう何年も前から「抜いたほうがいいですよ」と
歯科を受診するたびに言われていたのですが、
痛そうだし、怖いし、ずっと先延ばしにしていた
のを、やっと勇気を出して、エイヤ!と。
結果、抜くのは麻酔がしっかり効いているので
痛くも痒くもないのですが、下の親不知が横向き
に生えていたこともあって、抜いたあとの痛みが
なかなかに辛く…
最近ようやく痛みが治まってきて、健康の有難み
を感じている今日この頃です。
ブログのタイトル「予防は治療に勝る」は
親不知を抜いた歯科医の待合室で見かけたことばです。
調べてみると、
オランダの司祭 デジデリウス・エラスムス
という方のことばで、エラスムス氏はオランダの
紙幣に肖像画が描かれた人物なのだとか。
歯や身体の健康に関して、「予防は治療に勝る」
という考え方はかなり浸透してきているように
感じます。
一昔前は歯医者は虫歯になったら行くところ、
という感覚でしたが、最近では数か月に一度、
検診やクリーニングに通う方が増えました。
身体の健康に関しても、人間ドッグなどの健診の
重要さが広く知られるところとなり、毎年必ず
受けているという方もいらっしゃるのではない
でしょうか。
一方、心の健康という観点ではどうでしょう。
心の病気の予防、なんて意識したことがない方の
方が多いかもしれません。
ですが臨床心理士、公認心理師という心の専門家
の立場から考えると、「予防は治療に勝る」は
心の健康の観点からもとても重要な視点です。
しんどくなってからでは、回復に時間がかかって
しまいます。
その一歩手前でしっかり休む、自分を労わる、
がとても大事。
ちょっと辛いな、しんどいな、という場面で
自分の機嫌をとることができる手段をできるだけ
たくさん用意しておくのがオススメです。
私の場合は
・ひとりでコーヒーを飲みに行く
・好きな本を読む
・ゆっくりお風呂に浸かる
・ヨガをする
・美容院へ行く
・ひたすら寝る
などなど。
気の置けない友人と会って話すとか、
好きなお酒を飲むとか、掃除をするとか、
推しに会いに行くとか…
自分の機嫌をとる方法は人それぞれ。
自分がご機嫌になれる方法を書き出しておくと、
いざ辛い気持ちのときに、きっと自分を助けて
くれますよ。
多くの人がしなやかですこやかな心で過ごせる
ように、心の健康に関する情報発信にもっと力を
入れていきたいと思っています。
こんなことが知りたい、こんなことが分からない
など、心の健康や発達について何かありましたら
ぜひお聞かせください!
ベビママクラス担当
臨床心理士・ヨガインストラクター|平塚 梓