気付けば肩が上がる、歯を食いしばる、呼吸を
止めている、表情が固まっている。力を必要と
するとき以外は、肩・腕・肩甲骨をぶら〜んと
下げておくと、肩周辺の凝りは避けられます。

でもなぜ無意識に力が入ってしまうのでしょう。

身体の硬直に関与する要素

脱力できない原因は人それぞれですが、
いくつかお話しさせていただきますね。

1. ストレス

長期間に渡る、もしくは短期間で受ける心身
の緊張やストレスは、身体の緊張状態を続け
させる原因となります。
※ストレスには「外的要因」と「内的要因」があります。
詳しくは改めて書きますね。

2. 不適切な休息

適切な休息やリラックスの時間を取らず、
日常生活や仕事の忙しさに追われると、
思考と身体が固まり脱力できない原因と
なる場合があります。

3. マインドフルネスの欠如

瞑想や気を鎮める習慣がない場合、脱力する
ことが難しくなることがあります。

4. 身体的問題

身体的な問題(例:筋肉の緊張、姿勢の悪さ
慢性疲労など)が原因となって脱力が難しく
なることもあります。

これらの要素は相互に影響し合うことがあり
ます。色々な機会でアンケートを集めていま
すが、複数該当するケースが断然多いです。


余計な力が抜けない場合は、身体的な問題や
ライフスタイルの改善を心がけましょう。
しかし自分なりに取り組んでいるけど、
なかなか解消されないのであれば、貴方に
合った心身両面にアプローチできる方法を
ご提案しています。

動く瞑想「ヨガ」は効果的

身体の硬直は少ないほど快適な状態に近づき
ます。そこで有効的なのがヨガです。ヨガを
するとき、「足は踏み締める」「肩には力を
入れない」正しいポーズを保つには、深い呼
吸を行いながら、体の各パーツの使い方に集
中しますよね。


一見難しそうに思えますが、ヨガ本来の目的
のひとつに、落ち着くために自分自身に集中
する目的があります。

自分という一箇所に意識を向け、できない部分
ではなく、「今、何をすれば良いのか」にフォ
ーカスします。


生活の質が上がるヨガ

日常使われる思考とヨガの瞑想(自分に意識
を向ける)はリンクしています。
例えば、これまでストレスと感じていたことが
「これはストレスではない」と感じはじめます。

よく、どうやったらメンタルが強くなれるか
質問されますが、余分な力を抜く+自分に集
中する時間を定期的に練習すると、様々な固定
概念から解放され体も思考も軽くなります。

強さとは、何もかも強いのではなく、
ヨガで言えば「上半身と下半身」
思考でいうと「理想と現実」「過去と今」
「自分と他人」「悩み事と考えること」
これらを分けて考えられるスマートさが、
強さに繋がり、自分にも人にも素直でいら
れるのではないでしょうか。

最後に、ヨガをするにあたって。

身体と脳(思考)の二人三脚を、呼吸の
リズムに合わせて楽しんでください。
そうすると自分の身体を自分で労わること
ができます。

そして、様々な不調や不安をゼロにする
ことや、上手になることを目指すより、
「丁寧に動くことの上達」を目標にして
みてくださいね。

あなたの心身の健康を
心から応援しています。

ハナエヨガスタジオ